- 2023/05/12 掲載
SVB破綻後の預金流出、「スーパー地銀」に集中=NY連銀調査
調査によると、多数のコミュニティ銀行および小規模の地銀の預金は3月中、比較的安定していたほか、システム上重要な銀行(SIB)がスーパー地銀から流出した預金の受け皿を担っていたという。
銀行セクターの弱体化によって合併が相次ぎ、小規模銀行が吸収され、中小企業向け融資などに悪影響が及ぶとの懸念があったが、調査では資産額1000億ドル規模の銀行でさえ「比較的影響を受けなかった」ほか、小規模銀行の預金残高はほとんど変化が見られなかったとした。
また、危機悪化を示す証拠は乏しく、連邦準備理事会(FRB)当局からの緊急借り入れは減少しており、その多くは「予防的な」ものだったと結論付けた。
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