- 2026/07/23 19:40 掲載
Gemini利用者「月間9.5億人」に…グーグル検索はAI利用拡大でむしろ強くなった?
同社の2026年4~6月期の売上高は、前年同期比24%増の1,197億9,600万ドル、営業利益は30%増の407億7,000万ドルだった。
AI検索の拡大が既存の広告事業に与える影響が注目される中、主力の「グーグル検索およびその他」の売上高は17%増の632億7,100万ドルとなった。AIを検索の代替ではなく、検索回数や利用場面を増やす機能として組み込む戦略が、現時点では奏功している。
スンダー・ピチャイCEOは、AI機能の利用者はグーグル検索全体をより多く利用する傾向があると説明している。AI機能によって、より長く複雑な質問にも対応できるようになり、検索の利用場面が広がっているという。
グーグルの強みは、Geminiアプリだけで利用者を集める必要がない点にある。検索、Android、Chrome、Gmail、Google Workspaceなど、既存サービスへGeminiを組み込めるためだ。5月時点で、AIによる検索要約「AI Overviews」の月間利用者は25億人を超え、対話型検索の「AI Mode」も月間10億人を突破していた。
Geminiの利用拡大と増収は、グーグルのAI戦略がモデル性能だけに依存していないことを示す。検索、スマートフォン、ブラウザ、業務ソフトウェアへAIを組み込み、広告などの収益につなげる構造である。ChatGPTとの競争を左右するのは、AIの性能だけでなく、日常のサービスへ自然に組み込める配布力になりそうだ。
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