- 2023/05/12 掲載
東芝、今期営業利益は5億円減の1100億円 市場予想下回る
[東京 12日 ロイター] - 東芝は12日、2024年3月期の連結営業利益(米国基準)が前年比0.5%減の1100億円になるとの見通しを発表した。IBESがまとめたアナリスト7人の予測平均値1660億円を下回った。
23年3月期の連結営業利益は前年比30.4%減の1105億円だった。ハードディスクドライブ(HDD)の市況が悪化し、保証引当金などが利益を圧迫した。
東芝はまた、同社株を公開買い付けする予定の日本産業パートナーズ(JIP)側が公開買い付け代理人としてSMBC日興証券を起用することを決定したと明らかにした。東芝はTOBについて「顧客、取引先、従業員含む様々なステークホルダーから前向きな反応をいただいた」とコメント。企業価値向上につながるとの考えのもと、JIPと協力し速やかな実現に取り組んでいくとした。
東芝は今年3月、日本産業パートナーズ(JIP)の再建案を受け入れることを決めた。総額2兆円規模の買収により非公開化し、再建を図る。JIPは7月下旬をめどに1株4620円で株式公開買い付け(TOB)の開始を目指す。
東芝の株価は12日、前営業日比0.45%安の4384円で引けた。TOB価格の4620円を約5%下回っている。
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