- 2023/05/12 掲載
ボウマンFRB理事、シリコンバレー銀破綻で外部調査要求
FRBがまとめた報告書に内部から批判が出るのは異例。
ドイツで開催された会議で同理事は、最近の銀行部門の混乱を「口実」にして、強引な銀行規制を新たに導入すべきではないとし、現在の銀行システムは「根本的に力強い」と述べた。
シリコンバレー銀行の破綻を巡っては、FRBのバー副議長が独自の調査報告書を公表したが、ボウマン理事は「破綻を完全に理解するため、独立した外部機関に委託して、限られた内部調査を補完する報告書を準備すべきだ」と指摘。
「われわれが責任を取る上でこれが論理的な次のステップになるだろう。これは理事会のたった一人のメンバーが用意してまとめた自己査定に当然付随し得る疑念の解消に役立つ」と語った。
また「一連の銀行倒産を口実にして、銀行規制とは無関係な変更を求めることは避けるべきだ」とし「私見では、最近破綻した銀行の特殊な性格やビジネスモデルを踏まえると、過度に複雑な規制・監督上の要求を幅広い銀行に新たに課すことは正当化できない」と述べた。
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