- 2023/05/13 掲載
携帯3社とも営業利益1兆円=値下げでも増収増益―23年3月期
NTTドコモなど携帯電話大手3社の2023年3月期連結決算(国際会計基準)が12日、出そろった。売上高は3社とも過去最高となり、営業利益が3社そろって1兆円を超えた。通信料金引き下げの影響は継続しているが、金融など非通信分野や法人向けの事業が好調に推移し、3社とも増収増益となった。
昨年7月に大規模な通信障害を起こしたKDDIは、営業利益と純利益も最高だった。値下げで通信料収入が前期比853億円減少したものの、第3世代通信規格(3G)サービスの終了や広告費用圧縮などのコスト削減が利益を押し上げた。金融事業も増益だった。
ソフトバンクは、営業利益が初めて1兆円を超え、純利益でも最高を更新した。値下げが890億円の減益要因となったが、キャッシュレス決済大手「PayPay(ペイペイ)」の子会社化が利益を2948億円押し上げた。
ドコモは、携帯電話通信事業では減収減益となったが、法人事業や金融サービスが好調だった。
【時事通信社】
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