• トップページ
  • 米ミシガン大消費者信頼感、5月は半年ぶり低水準 債務問題を懸念

  • 2023/05/13 掲載

米ミシガン大消費者信頼感、5月は半年ぶり低水準 債務問題を懸念

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[ワシントン 12日 ロイター] - 米ミシガン大学が12日発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は57.7で、昨年11月以来6カ月ぶりの低水準となった。4月の63.5から低下し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の63.0も下回った。

連邦債務の上限引き上げを巡る対立を受け、経済の先行きを不安視する声が高まった。

現況指数は前月の68.2から64.5に低下。期待指数も60.5から53.4に低下した。

消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「これまでに発表されているマクロ経済データでは景気後退の兆候は見られないが、連邦債務上限問題など経済に関するネガティブなニュースが広まるにつれ、消費者の経済に対する不安がエスカレートした」と述べた。その上で、債務上限問題の解決に失敗した場合、債務不履行(デフォルト)による経済への悪影響を懸念する見方がさらに強まるとの見方を示した。

1年先のインフレ期待は4.5%。4月は4.6%だった。5年先のインフレ期待は3.2%と4月の3.0%から上昇し、2011年以来の高水準となった。

ブリーン・キャピタル(ニューヨーク)のシニア経済アドバイザー、コンラッド・デクアドロス氏は、今回の消費者信頼感指数について「少しスタグフレーションのような雰囲気がある」と指摘。「インフレ期待の高まりを受け、6月14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きか追加利上げかの活発な議論に拍車がかかるだろう」と述べた。

ネイビー・フェデラル・クレジット・ユニオン(バージニア州)のコーポレートエコノミスト、ロバート・フリック氏は「新型コロナウイルスが経済を混乱させて以来、消費者心理が落ち込むのをしばしば目にしてきたが、個人消費は増加し、現在は健全な水準を維持している」と言及。「インフレに関しては、消費者を含め、誰もが長期的な予測は苦手だ。インフレ期待はいずれにせよ消費に関する決定にほとんど影響を及ぼさない」とした。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます