- 2023/05/13 掲載
G7財務相、供給網多様化へ新たな枠組み立ち上げ=共同声明案
ロイターが確認した声明の草案によると、世界経済の不確実性が高まる中、当局が警戒を怠らず、機敏性と柔軟性を保つ必要性にも言及する。膠着(こうちゃく)状態が続く米国の債務上限問題には触れていない。
不安が広がる金融システムについては、2008年の世界金融危機後に導入された規制により「強靱(きょうじん)」であると指摘。データ、監督、規制の隙間に対処する、としている。
新潟市で3日間にわたって開かれた会合は13日に閉幕する。財務相らの関心は中国に向き、議長国の日本は供給網を多様化し、中国への依存度を下げる新たな取り組みを主導した。
低・中所得国が鉱物の精製などエネルギーの供給網でより大きな役割を果たせるよう、G7が支援していく。共同声明には、供給網の多様化はエネルギー安全保障やマクロ経済の安定につながると盛り込む。新たな枠組みは、関係国や国際機関と協力して遅くとも年末までの発足を目指す。
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