- 2023/05/15 掲載
午前の日経平均は続伸、1年半ぶり高値 円安や個別物色支え
日経平均は節目の2万9500円を上回って約160円高でスタート。その後も上げ幅を拡大し、一時241円高の2万9629円47銭に上昇した。前週末の米国株は軟調だったが、ドル/円が135円台後半と前週末から1円程度、円安方向となったことが支えになった。
決算を手掛かりにした個別物色も引き続き活発。米金利が上昇する中、金融株も堅調だった。海外勢の買い継続が意識された一方、ポジション巻き戻しリスクへの警戒感もつきまとう。買い一巡後は利益確定売りが上値を抑え、日経平均は伸び悩んだ。
市場では「買いにくい場面だが、指数の上昇についていかざるを得ない側面もある。売り材料が出てくるまで堅調な地合いは続くのではないか」(フィリップ証券の増沢丈彦・株式部トレーディング・ヘッド)との声が聞かれた。
TOPIXは0.49%高の2106.74ポイントで午前の取引を終了した。年初来高値を更新した。東証プライム市場の売買代金は1兆5994億9800万円だった。東証33業種では、値上がりはその他金融や繊維、食料品など27業種で、値下がりは精密機器やパルプ・紙、石油・石炭製品など6業種だった。
アサヒグループHLDGやNTTは年初来高値を更新した。資生堂は堅調だった。一方、オリンパスが年初来安値を更新。サンリオは軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1038銘柄(56%)、値下がりは723銘柄(39%)、変わらずは71銘柄(3%)だった。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR