- 2023/05/15 掲載
トルコリラが約2カ月ぶり安値、大統領選が決選投票へ
0655GMT(日本時間午後3時55分)時点では1ドル=19.65リラ。一時は19.70リラまで下落し、大地震後の3月に付けた最安値19.80リラに迫った。
大統領選では、現職のエルドアン大統領と野党統一候補クルチダルオール氏の双方がリードを主張している。ただ関係筋によると、どちらも得票率が過半数には達していないことを認めた。
テリマーの株式調査部門の責任者、ハスナイン・マリク氏は「クルチダルオール氏が勝利し正統派の経済政策への回帰を期待していた投資家に大きな失望感が広がった」と指摘した。
同時に行われた議会選挙(一院制、600議席)はエルドアン氏の与党連合が過半数超の議席を獲得する見込みで、クルチダルオール氏が決選投票で勝利しても困難な政策運営が予想される。
ドル建てソブリン債は0.05ドル超下落。またS&Pグローバル・インテリジェンスによると、トルコの期間5年のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は105ベーシスポイント(bp)上昇し597bpと昨年11月以来の高水準となっている。
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