- 2023/05/17 掲載
米サステナブルファンド、4月も資金流出続く=調査
3月も50億ドル超の純流出となっていた。4月末までの1年間では67億ドルの流出で、ファンド別で最大の流出を記録した。
同社のアナリスト、アダム・サバン氏によると、米国のサステナブルファンドのフローは「2022年初め以降かなり弱く」、資金の主な流出先だったエネルギー株が今年下落していることを踏まえると、やや驚きという。
昨年はエネルギー価格が高騰し、多くの石油・ガス会社の株価が上昇。化石燃料株への投資を敬遠するサステナブルファンドは圧力に見舞われた。
また、エネルギー産業の盛んな州を中心に選出された共和党議員はESG(環境・社会・ガバナンス)投資の普及に反対する運動を展開している。
モーニングスターによると、4月は米国の長期ミューチュアルファンドと上場投資信託(ETF)に約65億ドルが流入。3月と2月は資金が流出していた。
同社は「センチメントは引き続き総じて弱い」と指摘。4月までの1年間のファンドの成長率は0.1%で、データがさかのぼれる1993年以降で3番目に低かった。
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