- 2023/05/18 掲載
インフレ上振れリスク大、市場「過度に楽観的」=IMF高官
ブラジル中銀主催の会議で、新興国のインフレ低下に何が必要なのかについて市場はおそらく「過度に楽観的」と指摘。「勇気づけられる兆候はあるが、多くの経済圏で物価上昇圧力が定着しているように感じ、インフレ上昇リスクが大きいことを懸念している」とした。
その上で「中銀は断固として金融政策の引き締めを継続しなければならず、現在の金融引き締めが不十分であれば、今後さらに痛みを伴う措置が必要になる可能性があることを認識しなければならない」と言及。これは1970年代の高インフレ期から学んだ教訓であり、「今日にも大いに当てはまる」とした。
また、中銀によるインフレとの闘いを財政的な抑制で支え、財政措置を適切に使用すれば、金融ストレスが顕著になった場合のトレードオフを改善することが可能とした。
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