- 2023/05/18 掲載
クレディ救済合併は信用事由に該当せず、CDDCが見解
クレディ・スイスが発行した劣後債の一種、AT1債(総額170億ドル)は、UBSとの合併に伴って無価値化された。
しかしCDDCは、先週投資家から寄せられた質問に対して「政府介入の信用事由は発生しなかった」と回答。この投資家が提示したAT1債の返済順位に関する条項を精査した結果、このような結論に至ったと説明した。
この投資家は、AT1債はCDS契約の裏付けとなる債券と返済順位は同等のはずで、そうした債券には2020年に償還された劣後債が含まれると主張していた。
これに対してCDDCの考えでは、2020年償還債の保有者はAT1債保有者よりも返済順位が高いと見なされる。
CDDCによると、バークレイズやシティバンク、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス、エリオット・インベストメント・マネジメント、パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)など11の金融機関で構成する委員会は、全員一致で今回の決定を下したという。
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