リコーと東芝テック、複合機の開発・生産統合を発表

［東京　１９日　ロイター］ - リコーと東芝テックは１９日、複合機などの開発・生産統合すると発表した。統合にあたり諸条件を定めた契約や統合に関する株主間契約を締結することをこの日の取締役会で決議した。

２４年４月１日から６月１日の間に、両社を株主とする合弁会社を設立する。合弁会社の出資比率はリコーが８５％、東芝テックが１５％となる。両社の今期の連結業績への影響は精査中とした。

ペーパーレス化の進展によりオフィス向けプリンティング市場は、緩やかに減少している。両社が開示したリリースによると、競争軸がハードウェアからソフトウェアやサービスを組み合わせたソリューションの提供に移行する中で、機器の開発・生産の競争力強化が課題となっていたという。両者の事業を統合し、競争力を強化、新たなソリューションの共同企画や開発も行う。