- 2023/05/29 掲載
国交OB、初のゼロに=空港施設の次期取締役
国土交通省の元事務次官による人事介入が問題となった民間企業「空港施設」は29日、新たな役員体制を発表した。国交省出身の坪井史憲常務が取締役から外れ、同社設立以来初めて旧運輸省や国交省OBの取締役がゼロとなる。6月29日の株主総会を経て、新体制に移行する。
同社の独立検証委員会は先月公表した報告書で、国交書出身者に役員ポストを用意すべきという「古い役員体制論」の改善などを提言。同社はこれを踏まえ、「指名委員会が適材適所で判断した」としている。
ただ、業務執行を担う執行役員には、坪井氏ら国交省OBが残る。
このほか、ANAホールディングス出身の稲田健也会長は任期満了で退任。日本航空出身の乗田俊明社長は留任し、ANA、日航両社の出身者を新たに1人ずつ取締役として迎える。
【時事通信社】
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR