- 2023/05/30 掲載
欧州外為市場=ドル小幅安、米債務上限合意でリスク選好高まる
ドル/円はアジア取引時間中に一時140.91円と6カ月ぶり高値をつけたが、その後は下落転じた。終盤は約0.3%安の140.17円だった。
ドル指数は104.23付近とやや軟化した。
英国を含む欧州の一部も米国と同様に祝日であるため、全般的に薄商いだった。
バイデン米大統領と野党共和党のマッカーシー下院議長は27日、連邦政府の債務上限を引き上げることで基本合意した。
サクソ・マーケッツ(シンガポール)の市場ストラテジスト、チャル・チャナナ氏は「米国の債務不履行懸念が後退したため、初期のリスクオン反応が起こりそうだ。しかし、この合意は初めの一歩に過ぎず、6月5日までに上下両院を通過するまでにはまだ大きな課題があることにすぐ焦点が移るだろう」とした。
ユーロ/ドルは0.2%下落の1.0709ドル。スペインの解散総選挙の報にはほとんど反応しなかった。
スペインのサンチェス首相は29日、28日実施された統一地方選挙の結果を受け、議会を解散して7月23日に総選挙を実施する考えを明らかにした。
豪ドルは0.35%高の0.6541米ドル、ニュージーランドドルは0.2%高の0.6058米ドルとなった。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.5%下落して2万7932ドルだった。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.0710 1.0726
ドル/円 140.53 140.46
ユーロ/円 150.53 150.69
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