- 2023/05/30 掲載
日野と三菱ふそうが経営統合へ、トヨタとダイムラー同等保有で持ち株会社
[東京 30日 ロイター] - 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは30日、経営統合することで基本合意したと発表した。三菱ふそうの親会社である独ダイムラー・トラックと日野の親会社であるトヨタ自動車の4社で基本合意書を同日付で締結した。4社は同日午後4時半から会見し、4社のCEO(最高経営責任者)が出席する。
日野と三菱ふそうは商用車の開発・調達・生産分野で協業する。統合比率は現時点で確定しておらず、4社で協議して合意する予定。4社は2024年3月に最終契約を締結し、同年12月末までに経営統合を目指す。
両社統合では持ち株会社を設立し、東京証券取引所プライム市場と名古屋証券取引所プレミア市場への上場を想定する。ダイムラーとトヨタが同持ち株会社の株式を同じ割合で保有する。日野と三菱ふそうは統合会社の完全子会社となる予定。日野は非上場となり、トヨタは日野の親会社でなくなる見込み。トヨタは現在、日野に50.1%出資している。
トヨタは現在、日野に50.14%出資し、ダイムラーは三菱ふそうに89.29%出資している。
日野自はエンジン認証不正問題を抱えている。同問題に起因する潜在債務が顕在化し、統合会社や三菱ふそうの株主が損害を被った場合には、一定の条件に同意することを条件として、三菱ふそうの株主はその損害につき一定の金銭保証義務を負う旨を最終契約に規定する予定。
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