- 2023/05/30 掲載
日経平均は4日続伸、押し目買いが支え 米休場で手掛かり難も
日経平均は37円安と小幅に反落してスタート。その後はプラス転換する場面もみられたが、指数寄与度の大きい銘柄の一角が軟調で、再びマイナス圏に沈んだ。後場に入ると、再びプラス圏に浮上し、一時141円高の3万1374円83銭高まで上昇した。市場では「海外勢が休みで手掛かり材料がない中で、全般的には利食い売りが目立つが、後場からはすかさず押し目買いが入った」(国内証券の投資情報部部長)との声が聞かれた。
東海東京調査センターの中村貴司シニアストラテジストは「利益確定売りは出るものの、持ち直してくるので、やはり底堅いなという印象」との見方を示した。誰もが短期的な過熱感を意識する水準にはあるものの、もう一段の踏み上げが意識される中ではショート(売り)には振りにくい、という。
TOPIXは0.07%安の2159.22ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.07%安の1111.13ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆0194億8900万円。東証33業種では、値上がりは鉄鋼や精密機器、その他製品など7業種で、値下がりは保険や金属製品、水産・農林など26業種だった。
個別では、指数寄与度の大きいアドバンテストが2.3%高、ファーストリテイリングは0.7%高と堅調だった。日産自動車は1.6%高、SUBARUは1.8%高となるなど、為替の円安基調を受け、自動車株もしっかりで推移した。2024年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した古河機械金属は3.3%高だった。一方、ソフトバンクグループが0.5%安、リクルートホールディングスが1%安と軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが574銘柄(31%)、値下がりは1197銘柄(65%)、変わらずは63銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 31328.16 +94.62 31196. 31,064.1
24 9─31,374.
83
TOPIX 2159.22 -1.43 2156.3 2,143.92
7 ─2,162.74
プライム指数 1111.13 -0.73 1109.6 1,103.26
6 ─1,112.94
スタンダード 1071.68 -2.35 1071.9 1,066.56
指数 9 ─1,073.92
グロース指数 951.38 +17.37 935.07 930.96─9
52.01
東証出来高( 111540 東証売買代金(億円 30194.
万株) ) 89
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