- 2023/05/30 掲載
英アスダ、ガソリンスタンド運営のEG買収 評価額22.7億ポンド
英国で食料品販売第3位のアスダとEGは、イッサ兄弟とプライベート・エクイティーのTDRキャピタルが保有している。この買収は350カ所のガソリンスタンドと1000以上の食品店が対象でEGの価値を負債を含め22億7000万ポンドであると評価している。
アスダはセインズベリーを抜いて英国第2位のスーパーマーケットになることを目指しており、今回の買収によりEGのガソリンスタンドでアスダ・エクスプレスを展開することが可能になる。カンターの最新データによると、テスコは27.1%のシェアで市場をリード、セインズベリーは14.8%のシェアを持ち、アスダの13.9%を上回っています。
イッサ兄弟が2021年にアスダを買収して以降、すでにEGのガソリンスタンド166カ所がコンビニエンスストア「Asda on the Move」の業態に転換されている。
消費者が生活費の危機に直面し、食料品店が高騰する食料品価格と賃上げの必要性を両立させようとする一方で、ドイツのディスカウントグループであるアルディやリドルと競合する中、今回の買収が実現した。
ライバルと同様に大型店舗で販売するガソリン価格で競争にさらされているアスダは、EG統合へ今後3年間で1億5000万ポンド以上を投資する予定だとした。
アスダの株主(元オーナーの米小売大手ウォルマート社を含む)は、この買収のために約4億5000万ポンドのの追加資本を提供する予定。
アスダはまた、3月末までの3ヵ月間の既存店売上高が前年比7.8%増、燃料を除く総売上高が8%増の50億ポンドと発表した。
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