- 2023/05/31 掲載
米ケース・シラー住宅価格、3月は前月比0.4%上昇
市場に出回る物件が持続的に不足していることで住宅価格が押し上げられた。ただ、全般的には住宅価格上昇の鈍化を示す傾向が続いた。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのマネジング・ディレクター、クレイグ・ラザラ氏は発表文で「価格が2カ月上昇したからといって決定的な回復にはならないが、3月の指標は2022年6月に始まった住宅価格の低下が終わりを迎えた可能性を示唆している」との見方を示した。「とは言え、現在の住宅ローン金利がもたらす課題と経済低迷の可能性が続いていることは、少なくとも今後数カ月は引き続き住宅価格に対する逆風となりそうだ」とも指摘した。
3月の前年同月比(季節調整前)は0.7%上昇。2月は2.1%上がっていた。
3月に大きく伸びたのはフロリダ州マイアミで7.7%上がったほか、タンパ、ノースカロライナ州シャーロットでも上昇が目立った。
米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した3月の住宅価格指数(季節調整済み)は前月比で0.6%上昇。2月は0.7%上がっていた。
3月の前年同月比は3.6%上昇。2月は4.2%上がっていた。
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