- 2023/05/31 掲載
トヨタ、国内で新たに26万人の漏洩可能性 海外では氏名や住所も
トヨタは5月12日、TCが管理する顧客約215万人分の車両位置情報や車載端末の識別番号などのデータについて、クラウド環境の誤設定により10年近くインターネット上で公開状態になっていたと発表。この事案を受け、さらに幅広く調査を実施したところ、今回の問題が発覚したという。
国内の顧客情報で公開状態になっていたのは、車載端末のID、地図を更新する際のデータやデータの作成年月。高級車ブランド「レクサス」の「LS」や「GS」など計10車種を2007年から15年の間に購入した顧客で、15年から22年の間に地図を更新した顧客データが公開されていた。同社によれば、外部からアクセスされた場合でも、こうしたデータで個人を特定したり車両にアクセスし、何らかの影響を与えたりはできないとしている。
トヨタは、情報が漏洩した可能性のある顧客のメールアドレスに個別に謝罪を送るほか、問い合わせに答えるため専用のコールセンターを設置するとしている。
海外で外部からアクセスできる状態にあったのは、住所、氏名のほか、電話番号、メールアドレス、車両登録番号など。海外販売店向けのシステム調査のためにTCがクラウド環境で管理していたファイルの一部が、16年10月から今年5月まで公開状態になっていた。トヨタの広報は現在、各国の法令に基づいてこの問題を調査していると話している。
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