- 2023/06/01 掲載
FRBの金利据え置き、引き締め終了を意味せず=ジェファーソン理事
ワシントンで開催される金融会議向けの準備原稿で「次回の会合で利上げを見送れば、FOMCが追加引き締めの程度について決定する前により多くのデータを見ることができる」と指摘。「今後の会合で政策金利を据え置くという決定は、今回の(引き締め)サイクルにおける金利のピークに達したことを意味すると解釈すべきではない」とした。
またインフレ率は依然として「高すぎる」ものの、一部の指標では鈍化が示されていると言及。一方で、家計が新型コロナウイルス禍で積み上げた貯蓄を使い果たし、信用コストが上昇する中で、年内の米経済は引き続き停滞すると見込んだ。
さらに一連の銀行破綻を受けて、金融機関がどの程度融資を制限するかはまだ不透明な一方、景気鈍化に伴い企業によるローン返済が滞り始めるかもしれないとした。
リセッション(景気後退)入りは想定していないものの、一連の利上げを受けて慎重になる理由があると述べた。
ジェファーソン理事は、ラエル・ブレイナード氏が国家経済会議(NEC)委員長に就任したことで空席になっているFRB副議長に指名されている。
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