- 2023/06/01 掲載
エクソン・シェブロン株主総会、気候変動関連議案を否決
温室効果ガス削減目標の厳格化を求める投資家グループからの圧力に抵抗する両社を支持する結果となった。
シェル、BP、トタルエナジーズといった欧州勢は目標を厳格化したものの、株主総会に環境活動家が乱入する事態となった。
エクソンとシェブロンの株主総会はオンラインで行われ、同様の抗議活動を回避した。
環境保護団体「フォロー・ディス」はエクソンに対し、顧客の事業で排出された温室効果ガスを対象とした「スコープ3」の中期目標を設定するよう求めていたが、この議案への支持は11%と昨年の同団体の議案が集めた27%の半分にも満たなかった。
エクソンは欧米の石油メジャー5社の中で唯一、2030年に向けたスコープ3の目標を設定していない。
総会では12件全ての株主提案が否決された。ほとんどが気候変動対策に関する案だった。
シェブロンの総会も、スコープ3の排出削減目標や脱炭素リスクに関する取締役会委員会の設置などに関する提案を否決した。
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