- 2023/06/01 掲載
Wファーゴ、オフィス融資で損失発生へ 資産管理に注力=CEO
「損失が発生するのは確実だ。だがポートフォリオ全体、ローンポートフォリオ全体の規模を踏まえると、当行はオフィス(融資分野)に過度に集中しているわけではない」と投資家向けのイベントで述べた。
3月末時点の商業用不動産(CRE)融資残高は1547億ドルと融資全体の16%を占め、オフィス向け融資は357億ドルだった。
不動産価格が下落し、債務不履行に陥る借り手が増加する中、オフィス向け融資は一部金融機関の懸念材料になっている。
シャーフ氏は、個人消費と信用の質は引き続き健全とする一方、カード事業では悪化の兆候が出始めている部分で信用を引き締めたと述べ、比較的裕福な消費者とそうでない人の間で差が出ていると指摘した。
また、融資の伸びはあまり強くないとし、商業用と消費者向けの双方で信用度の低い借り手に対するローン組成を減らす措置を取っていると明らかにした。
3月の米地銀破綻を受け、流動性ポジションも積極的に点検しているという。
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