- 2023/06/09 掲載
日本株、3万3000円へ=円安で外国人が買い―大和証G社長
大和証券グループ本社の中田誠司社長はインタビューに応じ、最近の日本株の上昇について、円安や好調な企業業績を背景に「外国人主導で見直し買いが入っている」と述べた。その上で、バブル崩壊後の高値を更新している日経平均株価は、当面「3万3000円に向かう流れ」と見込んだ。
中田氏は、外国人投資家の日本株保有が今春までは少なくなっていたと説明。円安で企業業績が堅調に推移し、株価がドルベースで割安となる現在の環境が続けば、海外勢がさらに買い戻す余地があると指摘した。
また、世界経済の減速懸念が後退すれば、3万5000円を目指す可能性もあると予想。中長期的にはバブル期の最高値を上回ることも「十分にある」とした。
一方、国内で金融資産を多く保有するのは75歳前後で、相場は活況でも「もうけたいというより、資産を守りたい人が多い」と説明。このため、株売買の手数料ではなく、投資一任型商品「ファンドラップ」などの残高に応じて得られる収益の拡大に一段と注力していく考えを示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える大和証券グループ本社の中田誠司社長=1日、東京都千代田区
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