- 2023/06/12 掲載
英経済、景気後退回避へ 根深い問題は残る=CBI
経済成長率の予測は今年が0.4%、来年が1.8%。従来予想は今年がマイナス0.4%、来年が1.6%だった。
エネルギー価格の下落、中国経済の再開、供給網の混乱緩和が上方修正の主因。
CBIのリードエコノミスト、アルペシュ・パレジャ氏は「心強いとは言え、今年も企業・家計にとって厳しい年になるという事実から逃れることはできない」と指摘。イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利(現行4.5%)を8月までにピークの5%に引き上げる可能性が高いと述べた。
「企業投資や貿易集約度など、長期繁栄に不可欠な多くの分野で英国が標準を下回っていることも懸念要因だ」との見方も示した。
企業投資は2016年の欧州連合(EU)離脱を巡る国民投票以降、低迷しており、来年末までに新型コロナウイルス流行前の水準を回復することはできない見通しという。
同氏は「今後数カ月は、国内外の企業にとって事業環境の魅力を高めることを念頭に置く必要がある」と述べた。
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