- 2023/06/22 掲載
コスモ買収防衛策を承認=採決で旧村上系除外―株主総会
石油元売り大手コスモエネルギーホールディングスが22日に東京都内で開いた株主総会で、経営方針を巡って対立する大株主、旧村上ファンド系投資会社のグループに対する買収防衛策の発動が承認された。採決に当たり、コスモは旧村上系陣営を除外する異例の手法を採り、残りの株主の賛成多数で可決した。
旧村上系のシティインデックスイレブンス(東京)の保有比率は、共同保有者と合わせて20%超。さらに買い増しした場合、コスモは取締役会の決議で旧村上系以外の株主に新株予約権を無償で割り当て、保有比率を引き下げる防衛策を発動できるようになる。
コスモの山田茂社長は「(旧村上系は)中長期的な企業価値や一般株主の利益を犠牲にし、短期的な利益の追求や高値での当社株式の売却を目的としている」と批判した。
【時事通信社】 〔写真説明〕コスモエネルギーホールディングスの定時株主総会が開かれた会場=22日午前、東京都港区
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR