- 2023/06/22 掲載
米債券トレーダー、取引執行管理システムの利用拡大=報告書
従来は「取引注文管理システム(OMS)」や電話、チャットといった取引手段が主流だったが、これらが市場全体に占める割合は次第に縮小。EMSへの移行は、重大な変化を迎える「転換点」にあり、利用に消極的なトレーダーも「今すぐ慣行を変える必要性を認識している」と、報告書は説明している。
ただ、移行のペースはまだ遅い。米国の資産運用会社、ヘッジファンド、保険会社のシニア債券トレーダー41人中、EMSを利用していると答えた割合は39%にとどまった。
トレード執行の際、最もよく利用するのがチャットだと答えた割合は34%だった。
報告書を執筆したグリニッチのオードリー・ブレーター氏は、EMSの採用はまだ初期段階だが、「方向性は明確で、遅かれ早かれ従来の方法は機能しなくなるだろう」と述べた。
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