- 2023/06/22 掲載
NY円下落、141円台後半=対ユーロも15年ぶり安値
【ニューヨーク時事】21日のニューヨーク外国為替市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で追加利上げが示唆されたことで円売り・ドル買いが強まり、円相場は一時1ドル=142円台前半と、昨年11月以来約7カ月ぶりの安値を付けた。その後は141円台後半まで戻し、午後5時現在は141円84~94銭と、前日同時刻比45銭の円安・ドル高。
パウエル氏はこの日、下院金融サービス委員会の公聴会で、インフレ率を目標の2%へ戻すため、年内にあと2回の追加利上げを行うとの観測を否定しなかった。金融引き締めが長期化するとの見方が改めて広がり、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが勢いづいた。
円は対ユーロでも売られ、一時1ユーロ=155円台後半と、2008年9月以来約15年ぶりの安値を付けた。午後5時現在は155円84~94銭と、1円52銭の大幅な円安・ユーロ高。
【時事通信社】
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