• トップページ
  • FRBとECB、銀行の準備資金9割削減可能=論文

  • 2023/06/23 掲載

FRBとECB、銀行の準備資金9割削減可能=論文

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[フランクフルト 22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)の上級顧問は22日、FRBと欧州中央銀行(ECB)が過去10年間で銀行システムに供給した流動性の最大90%を吸収できる可能性があるとの論文を公表した。

高インフレと高金利で余剰流動性のニーズが低下しているという。

論文は来週ポルトガルで開催されるECBの年次会合に提出される。FRBとECBが準備資金の需要を満たすため、どの程度の流動性を銀行システムに維持すべきかを論じている。

米国債とドイツ国債は流動性と安全性が高く、市場でプレミアムがつくため、銀行が担保として中銀に差し入れるインセンティブは相対的に低い。

FRBの場合は、米国債のみを担保として受け入れる場合、準備資金総額を現在の6兆ドルから6000億ドルに、他の資産も受け入れる場合は3兆3000億ドルに削減できる。

ECBの場合は、ドイツ国債のみを担保として受け入る場合、流動性の供給を現在の4兆1000億ユーロ(4兆5100億ドル)から5210億ユーロに、他の資産も受け入れる場合は1兆4000億ユーロに削減できる。

論文では準備資金の需給と中銀が担保として受け入れる資産の相対的な利便性の問題のみを取り上げており、どちらのシナリオも短期的には全く現実的ではないが、論文の著者であるAnnette Vissing-Jorgensen氏は、今回の推計値について、中銀がバランスシートの規模を調整する際の参考になり得ると述べている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます