独輸出産業の業況、6月は大幅悪化＝ＩＦＯ

［ベルリン　２７日　ロイター］ - ドイツのＩＦＯ経済研究所の調査によると、６月の国内輸出産業の業況は大幅に悪化した。

６月の輸出見通し指数はマイナス５．６と、前月のプラス１．０から低下し、２０２２年１１月以来の低水準となった。

ＩＦＯの調査責任者クラウス・ボールラーベ氏は「ドイツ国内市場の需要低迷に加え、海外からの受注も減少している。これはドイツの輸出型経済にとって悪いニュースだ」と述べた。

大半のセクターが今後３カ月間で輸出が減少すると予測。大幅な伸びを予測しているのは衣料品メーカーと飲料業界のみだった。

ＩＦＯが２６日発表した６月のドイツ業況指数は２カ月連続で低下。ドイツ経済が景気後退からの脱却で苦戦を強いられていることが浮き彫りとなった。