- 2023/06/28 掲載
会長に任天堂創業家側・吉田氏=社長は大林氏が内部昇格―東洋建設
東洋建設は28日、任天堂創業家の資産運用会社による株主提案で取締役に選任された吉田真也氏(62)が代表権のある会長に就任したと発表した。社長には会社側の当初案通り、大林東寿専務(63)が内部昇格。平田浩美副社長(66)にも代表権が与えられた。27日の株主総会後の取締役会で決まり、いずれも同日付で就任した。総会で選任された取締役は任天堂創業家側の候補者が過半数を占め、首脳人事の行方が注目されていた。
任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス(YFO)」は東洋建設株の28%超を保有し、TOB(株式公開買い付け)による非上場化を要求してきた。東洋建設は5月下旬の取締役会でTOB反対を決議するとともに、武沢恭司社長(71)が退任して経営体制を一新すると発表した。今後、YFO側も代表権を握った新体制が、非上場化案にどう対応するかが焦点となる。
【時事通信社】 〔写真説明〕大林東寿氏=5月24日、東京都内
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR