- 2023/07/04 掲載
トルコ中銀、物価情勢の大幅改善見えるまで金融引き締め継続へ=議事要旨
中銀は新たに就任したエルカン総裁の下で初めて開いたこの会合で、主要政策金利を650ベーシスポイント(bp)引き上げて15%とすることを決定。2年にわたった金融緩和からの政策転換は、インフレ抑制に向けた第一歩だと位置付けている。
それまで主要政策金利は2021年の19%から8.5%まで低下し、中銀は外貨準備を使って通貨リラを支えようとしたものの、リラは何度も最安値を更新した。
ただ6月23日までの週に中銀の外貨準備は差し引きで91億9000万ドルに増加し、週間ベースで最大の増加幅を記録。中銀が為替介入の頻度を減らした様子がうかがえる。
1カ月前に再選を果たしたエルドアン大統領が、低金利を推し進めて物価高騰や通貨安を招いた1期目の経済政策を軌道修正しつつあることが影響しているとみられる。
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