- 2023/07/04 掲載
午前の日経平均は反落、大幅高後の利益確定売りが優勢
日経平均は241円安でスタートした後も徐々に下げ幅を拡大し、一時414円安の3万3338円78銭に下落した。前日は500円を超えて上昇し終値ベースでバブル後高値を更新しており、きょうは高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。
今晩の米国市場が独立記念日で休場となることも、目先の利益を確定する動きを強めた。前日に買われた電子部品や機械で売りが目立った一方、銀行はしっかりだった。
売り一巡後は、押し目買いを支えに下げ渋った。前日発表の日銀短観が景況感の改善を示し、国内景気や企業業績への期待感が下値を支えた。
市場では「高値警戒感がある一方、売る材料は特にない上、押し目買い意欲は根強い。目先は売り買いが拮抗し、日柄調整が続くのではないか」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との見方が聞かれた。
TOPIXは0.59%安の2307.21ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7389億7200万円だった。東証33業種では、値上がりは銀行や海運、保険など8業種で、値下がりは医薬品やゴム製品、機械など25業種だった。
個別では、第一三共が大幅安となり年初来安値を更新した。ファーストリテイリング、ダイキン工業は軟調だった。一方、アドバンテストはしっかり。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが689銘柄(37%)、値下がりは1073銘柄(58%)、変わらずは73銘柄(3%)だった。
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