- 2023/08/01 掲載
中小企業、「DXに取り組んでいる」は27%=サクサHDが経営者アンケート
サクサホールディングスが実施した中小企業の経営者調査によると、「デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる」との回答は約27%だった。具体的なDXの施策を聞いたところ、「書類の電子化」「顧客管理(名刺管理を含む)」との回答が多く、それぞれ半数近くに達した。少子・高齢化による生産年齢人口の減少が進む中、中小企業でも徐々にDXが進みつつある。
サクサは中堅・中小企業のオフィスのDX支援や情報通信システムの開発、製造、販売などを手掛けている。調査は同社が中小企業の経営者を対象に7月21~24日に実施し、218件の回答を得た。回答した企業の業種は建設業、製造、卸売・小売、不動産、サービス、情報通信、金融・保険、宿泊など。
「DXで具体的にどんなことを実施しているか」との質問に対しては「書類の電子化」が49.2%と約半数を占めた(複数回答)。「顧客管理(名刺管理含む)」が47.5%で続いた。「経費精算」、「情報セキュリティ対策」もそれぞれ40.7%と高い比率を占めた。「電子契約・決済」「スマホ活用」も33.9%と全体の3分の1に達した。一方で「DXに取り組んでいない」との回答も72.9%あった。予算不足や人材不足もあり、多くの中小企業ではなおDXに着手することが難しい状況が続いているようだ。
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