- 2023/08/03 掲載
豪オフィス空室率、上半期は1990年代以来の高水準に
大企業の本社が集中するシドニー、メルボルン、パース中心部の空室率は既に10%を超えており、今年上半期に0.2―0.9%ポイント上昇した。メルボルンの中心業務区域(CBD)の空室率が最も上昇幅が大きかった。
全国的なCBDの空室率は12.6%から12.8%に上昇。0.6%ポイント上がった2022年下半期からは伸びが鈍化した。
金利上昇が不動産価値に打撃を与え、負債返済コストを増やす中、オフィス所有者は新型コロナウイルスのパンデミック中の在宅勤務で余剰となった賃貸スペースを削減しようとするテナントの動きに直面している。
不動産会社CBREの幹部は、オーストラリアのオフィスは金利上昇の強い圧力にさらされているものの、ロサンゼルスやニューヨークなどの苦境にある市場とは全く異なる状況にあると指摘。その上で、このセクターは今後数年で安定し、力強く回復するとの見方を示した。
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