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  • 米物流大手UPS、通年見通し下方修正 労使交渉難航で貨物量減少

  • 2023/08/09 掲載

米物流大手UPS、通年見通し下方修正 労使交渉難航で貨物量減少

ロイター

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[8日 ロイター] - 米物流大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は8日、難航した労使交渉の影響で取り扱う貨物量が減少したとして、通年の売上高と利益率の見通しを下方修正した。

通年の連結売上高は約930億ドルと、従来の約970億ドルから下方修正。調整後営業利益率は約11.8%とし、これまでの約12.8%から引き下げた。

第2・四半期決算は、1株当たりの調整後利益が2.54ドルと、市場予想を0.04ドル上回った。売上高は約11%減。リフィニティブがまとめた予想(231億ドル)に届かなかった。

UPSは7月末、難航していた全米トラック運転手組合(チームスターズ)との労使交渉が暫定合意に至ったと発表。約34万人の労働者を代表するチームスターズと5年間の暫定労働契約で合意したことで大規模なストはひとまず回避された。

ただ、キャロル・トメ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、労働組合がストを決行すると表明していたため、予想を超える量の貨物が同業他社に流れたと明らかにした。

1日当たり約100万個の貨物が同業他社に流れ、約2億ドルの売上高が失われた。トメCEOは、米郵政公社と同業のフェデックスがUPSが失った分のそれぞれ約3分の1を獲得したとの見積りを示した。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、ファディ・チャムン氏は「フェデックスはUPSの労使紛争を巡る先行き不透明性で恩恵を受けた可能性がある」としている。

UPSと労働組合が合意した暫定労働契約を組合員が批准する期限は今月22日。UPSは批准後に新たな労働契約に基づく人件費などを公表する。

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