- 2023/08/10 掲載
イタリアの銀行課税、「クレジットネガティブ」=ムーディーズ
同社は9日付のリポートで「銀行の全体の税負担が増え、銀行システムの利益が減り、銀行部門が享受する金利上昇の恩恵が大幅に減る」と指摘。
「現在の形で施行されれば(税額は)2022年の銀行システムの連結純利益の約15%に相当する」と述べた。
イタリア政府は7日遅く、銀行に対する超過利潤税を発表。税額が金融機関の総資産の0.1%を超えることはないと表明した。
ムーディーズは、イタリアの銀行について、融資活動の低迷、高インフレに伴う営業経費増加、資金調達コストの段階的な上昇などが、すでに収益率を圧迫する要因になっているとも指摘した。
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