- 2023/08/12 掲載
香港GDP第2四半期改定値、前年比1.5%増 速報値と変わらず
2四半期連続のプラス成長となったものの、ロイターがまとめた市場予想の3.6%増を下回った。
政府は23年通年の成長率見通しを4.0―5.0%とし、従来予想の3.5―5.5%から変えた。22年は3.5%のマイナス成長だった。
政府のエコノミスト、アドルフ・レオン氏は、厳しい世界経済環境が引き続き輸出の重しとなるものの「(香港を訪れる)インバウンド旅行と個人消費は年内の経済成長の主なけん引役であり続けるだろう」とコメントした。「労働市場の状況改善と、景気回復の勢いを加速させる政府のさまざまな施策が個人消費をさらに支えるだろう」とした一方、金融情勢は依然厳しいと指摘した。
中国本土や東南アジアからの旅行者拡大がけん引し、7月に香港を訪れた旅行者数は前月比31%増の360万人となった。
23年第2・四半期のGDPの前期比(季節調整済み)は1.3%減り、減少率は22年第3・四半期(2.5%減)以来の大きさとなった。
23年第1・四半期は5.4%増えていた。
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