- 2023/08/17 掲載
米鉱工業生産、7月製造業は0.5%上昇 自動車生産が寄与
ロイターがまとめたエコノミスト予想は横ばいだった。6月分は0.3%低下から0.5%低下に下方改定された。
7月分の前年同月比は0.7%低下だった。
自動車・部品の生産は5.2%上昇。6月は3.9%低下だった。7月の急上昇は季節変動によるデータ調整の難しさを反映した可能性がある。
7月は自動車メーカーが工場設備の一新などを理由に稼働を停止させるため、生産は通常減少するが、一時的な稼働停止は常に起こるとは限らず、季節変動の調整モデルを狂わせる可能性がある。
自動車以外の耐久財では、機械やコンピューター・電子製品の生産が上昇した一方、電気機器、家電・部品、第一次金属、家具などが低下した。
非耐久財では紙、プラスチック、ゴム製品、衣料品などが小幅に低下した。
鉱業生産は0.5%上昇。6月は0.9低下だった。公益事業が5.4%上昇と4カ月ぶりに上昇に転じた。全国的な熱波によりエアコン需要が高まった。
全体の鉱工業生産は1.0%上昇。6月は0.8%低下していた。
産業部門全体の設備稼働率は6月の78.6%から79.3%に上昇。ただ、1972年から2022年の平均を0.4%ポイント下回った。
製造業の設備稼働率も6月の77.5%から77.8%に上昇したものの、長期平均を0.4%ポイント下回った。
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