- 2023/08/21 掲載
クローガーのアルバートソンズ買収、加州が「薬局砂漠」の恐れ調査
両社は昨年10月に買収に合意しており、計約5000店舗を擁するスーパー大手が誕生する可能性がある。
同州の司法長官事務所はこの計画について、反トラスト法(独占禁止法)違反の有無と併せ、州内で「薬局砂漠」が増える恐れについて調査している。薬局砂漠とは、都市部では最寄りの薬局まで半マイル(約800メートル)以上、自動車移動の多い郊外では1マイル(1609メートル)以上離れている地域と定義されている。
消息筋の1人は同事務所の調べに対し、買収が実施されれば低所得者はワクチン接種を含む薬局のサービスにアクセスできなくなる恐れがある、と伝えたという。両社は店舗を閉鎖しないと約束しているが、実際には不採算店舗の一部が閉鎖されそうだとこの人物は述べた。
両社のウェブサイトによると、クローガーでは2254店舗、アルバートソンズでは約1700店舗に薬局が備わっている。クローガーの広報担当者は「買収後、クローガーはアルバートソンズの店舗の一部である薬局の運営を行う」と述べた。
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