- 2023/08/21 掲載
日経平均は4日ぶり反発、自律反発期待の買いで主力株がしっかり
日経平均は前営業日までの3日間で約788円、週間で1022円下落しており、きょうは自律反発を期待した買いが優勢となった。一時マイナス圏に転落したものの、再びプラス圏に浮上し、307円高の3万1758円70銭で高値をつけた。後場では時間外取引での米株先物3指数、アジア株の軟化を受け、日経平均は上げ幅を縮小し、取引を終了した。
中国人民銀行(中央銀行)が、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の1年物を10ベーシスポイント(bp)引き下げ、3.45%としたと発表。5年物は市場予想に反して据え置いたため、アジア株は軟化、日経平均も一時マイナス圏に転落する場面がみられた。
フィリップ証券の笹木和弘アナリストは「中国経済、米国の不動産を巡るリスクなど依然として意識されているものの、前週末の下げで底入れを達成、短期的な買いが入っている」との見方を示した。
TOPIXは0.19%高の2241.49ポイントと4営業日ぶりに反発。東証プライム市場指数は前営業日比0.19%高の1153.47ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は2兆5854億1800万円と薄商いだった。東証33業種では、値上がりは電気・ガス、鉱業、不動産、小売り業種の25業種で、値下がりは不動産業やその他 金融業、繊維業など8業種だった。
個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの指数寄与度の高い銘柄がしっかり。ダイキン工業、安川電機は売られた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1177銘柄(64%)、値下がりは587銘柄(32%)、変わらずは70銘柄(3%)だった。
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