- 2023/08/22 掲載
英大手企業トップ、昨年の報酬は2017年以来高水準=調査
FTSE100種構成企業の最高経営責任者(CEO)100人の昨年の報酬は中央値が前年比16%増の391万ポンド(500万ドル)で、前年から50万ポンド増加。フルタイムで働く労働者の報酬に対する比率は2020年の79倍、21年の108倍から上昇した。
ハイ・ペイ・センターのディレクター、ルーク・ヒルドヤード氏は「多くの家計が生活費に苦しんでいる今、すでに巨額の資産を持つ経営トップに対する50万ポンドの賃上げを優先する経済モデルは、どこかが確実に間違っている」と述べた。
一方、英国はCEOの報酬が米国に比べると依然としてかなり低い水準にある。今月公表された新たなデータによると、米S&P総合500種構成企業トップの昨年の報酬は平均1670万ドルで、平均的な労働者の272倍だった。
FTSE100種構成企業のトップうち昨年の報酬が1000万ポンドを超えたのは、医薬大手アストラゼネカのパスカル・ソリオCEOなど4人だった。またFTSE100種構成企業の女性CEOは昨年の報酬が391万ポンドで、男性CEOの報酬中央値と同水準だったが、女性CEOの数は前年の9から8人に減った。
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