- 2023/08/23 掲載
独8月総合PMI速報値は44.7、約3年ぶり低水準 サービス業急減速
7月の48.5に続き好不況の分かれ目となる50を2カ月連続で下回った。アナリスト予想は48.3だった。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「サービス部門がドイツ経済を救うという希望は消えた。代わりに第2・四半期から始まったとみられる製造業の不況にサービス部門も加わろうとしている」と指摘した。
サービスPMIは7月の52.3から47.3へ低下し、9カ月ぶりの低水準となった。50を割り込むのは8カ月ぶり。
製造業PMIは前月の38.8から39.1に上昇したが、依然として50を大きく下回っている。
金利上昇や顧客の不確実性、高インフレが財・サービス需要を圧迫し、企業が先行きに依然として悲観的なことが示された。
サービス部門のコストと価格の上昇が加速したことでインフレ圧力が高まった。
デラルビア氏は「サービス企業は驚くほど積極的に、さらに速いペースで価格を引き上げているようだ」と語った。
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