- 2023/09/20 掲載
CBOEトップのティリー氏辞任、同僚との個人的関係開示怠る
[19日 ロイター] - 米取引所運営会社CBOEグローバル・マーケッツは19日、エドワード・ティリー最高経営責任者(CEO)が辞任し、取締役のフレドリク・トムチク氏を後任に起用したと発表した。
8月下旬に取締役会と外部機関による調査で、ティリー氏が何人かの同僚との個人的な関係を明らかにしなかったことが分かったため。CBOEは声明で「取締役会はティリー氏が同僚との個人的な関係を開示せず、これが社内規定に抵触し、当社が掲げるさまざまな価値観に明らかに反するものと判断した」と説明した。
ティリー氏は1987年、トレーディングフロア担当クラークとしてCBOEに入った後、出世を続けて2011年11月に社長と最高執行責任者(COO)に就任し、13年からCEOを務めていた。
アナリストの1人は、ティリーCEOは小さなオプション取引所だったCBOEを世界をけん引するフィンテック・取引所へと飛躍させ、事業の多角化にも成功したと語った。
2019年7月にCBOEの取締役に加わったトムチク氏は、08―16年にTDアメリトレード・ホールディングでCEOを務めていた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR