- 2023/09/20 掲載
近ツー過大請求、最大7億円=KNT―CT、再発防止へ行動規範
KNT―CTホールディングスは20日、子会社の近畿日本ツーリストによる新型コロナウイルス関連の受託事業での過大請求が最大で37自治体に対し計約7億円になったと発表した。自治体との協議は継続中で、最終的な総額は未確定。KNT―CTは同日、再発防止策を示した。
同社は、法令順守徹底のためグループ行動規範を今年度末ごろをめどに策定する。業績成果を最重視してきた人事評価基準も改める。自治体からの受託事業に関する詳細な指針の策定や、内部監査部門の強化も進める。過大請求では、これまでに14自治体、計約3億6000万円を返納した。
KNT―CTの米田昭正社長は20日の記者会見で、「再発防止の徹底を図るとともに、信頼回復に向け全経営陣、全社員が一丸となって抜本的な企業風土の改革を断行していく」と述べた。
【時事通信社】 〔写真説明〕KNT―CTホールディングスの米田昭正社長=8月9日、東京都新宿区
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