- 2023/09/29 掲載
東電、処理水賠償対応前倒し=中国禁輸で水産物など損害
東京電力ホールディングス(HD)は29日、東電福島第1原発の処理水放出に関し、同日までに風評被害の賠償対応を開始したと明らかにした。10月2日に賠償の受け付けを始める予定だったが、社内体制が整ったため前倒しした。日本産水産物に対する中国の禁輸措置を受けた損害など、数件については既に支払いを完了したという。
賠償に関する相談は、9月27日時点で約200件寄せられている。東電HDによると、中国や香港向けに輸出した水産物が日本国内に送り返されたケースや、水産物の国内価格下落による売り上げ低下に関する相談があった。水産物の種類ではホタテやナマコなどが多かった。外国人観光客に関する宿泊キャンセルの相談もあった。
【時事通信社】
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