• 2023/10/02 掲載

東京市場、またトリプル安=円・株・債券に売り―米金利上昇警戒

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


2日の東京市場は、米長期金利上昇の影響が広がり、先月28日以来となる円安、株安、債券安のトリプル安となった。

2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=149円台後半に大幅下落。時間外取引での米長期金利上昇を背景に、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが続いた。昨年10月下旬以来、約11カ月ぶりの安値水準。午後5時現在は149円75~75銭と前週末比99銭の円安・ドル高。

米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化観測に加え、米政府機関閉鎖の回避などで米経済への先行きへの不安が和らぎ、安全資産とされる円を売る動きが先行。円は一時149円83銭まで下げ幅を拡大した。

ただ、心理的な節目である150円に接近すると、政府・日銀による為替介入への警戒感も強く、一段の安値を試す動きは限られている。

株式市場は、米政府機関の閉鎖回避や日銀が公表した全国企業短期経済観測調査(短観)の結果を好感し、午前の日経平均株価の上げ幅が一時500円を超えたが、午後は米長期金利上昇への警戒感から戻り売りが優勢となりマイナス圏に沈んだ。終値は前週末比97円74銭安の3万1759円88銭と3営業日続落。

市場関係者は「米長期金利が上昇し、重しとなった。地合いの悪さが改めて意識された」(資産運用会社)と話した。

一方、債券市場は、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが0.775%に上昇(債券価格は下落)。2013年9月以来、10年1カ月ぶりの高水準を付けた。海外金利の上昇傾向に加え、日銀の大規模金融緩和策の修正観測が広がっており、債券を売る動きが強まった。

これに対し日銀は2日、臨時の国債買い入れオペレーション(公開市場操作)を4日に実施すると予告。金利上昇をけん制した。

【時事通信社】 〔写真説明〕東京証券取引所=東京都中央区

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます