- 2023/10/06 掲載
米貿易赤字、8月は9.9%減の583億ドル 2020年9月以来の低水準
[ワシントン 5日 ロイター] - 米商務省が5日発表した8月の貿易統計によると、貿易赤字は9.9%減の583億ドルとなり、2020年9月以来の低水準となった。市場予想は623億ドルだった。
財・サービスの輸出は1.6%増の2560億ドル。財輸出は1.8%増の1715億ドルで、資本財の出荷が過去最高を記録した。一方、食品・飼料・飲料の輸出は20年8月以来最低となった。サービス輸出は10億ドル増の845億ドルで、過去最高となった。主に旅行と金融サービスの増加を反映した。
財・サービスの輸入は0.7%減の3143億ドルだった。消費財と資本財の輸入が減少する中、財輸入は0.9%減の2560億ドルとなった。
サービス輸入は、旅行およびその他のビジネスサービスが寄与した。サービス黒字は10億ドル増の262億ドルで、18年3月以来の高水準となった。
エコノミストは、貿易が第3・四半期の国内総生産(GDP)成長率に少なくとも1%ポイント上乗せすると予想している。
シティグループのエコノミスト、ベロニカ・クラーク氏は「貿易収支の赤字縮小は、海外の消費者がより多くの米国製品を購入し製造業が底を脱するにつれてGDPを押し上げるだろう。成長は当面下支えされ続ける見通しだ」と述べた。
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