- 2023/10/07 掲載
バスケW杯躍進で売り上げ増=シューズや教室、Bリーグ効果も
今夏のワールドカップ(W杯)での、バスケットボール男子代表の快進撃を受けて、シューズなど関連商品の売り上げが大きく伸びている。中高生を中心にバスケット教室への参加希望者も急増中だ。W杯代表選手の多くが所属する国内男子のBリーグも5日に開幕。若年層のバスケ人気は一段と熱を帯びそうだ。
バスケ男子W杯で、日本代表は開催国枠を除けば48年ぶりとなるパリ五輪への出場を決めた。スポーツ用品大手のアシックスによると、9月のバスケシューズの売り上げは計画の3倍を記録。W杯による増販効果も見込んで計画を立てていたが、ランキング上位国を劇的な逆転勝利で次々と撃破し、パリ五輪への切符を手に入れたチームの躍進に合わせて販売が伸びていったという。
グンゼが主催するバスケットボールスクールでも、入会の問い合わせが急増。小学生から高校生を対象にした教室は、通常は約50人の会員が約80人に増加、コーチを増員して対応する考えだ。担当者は「今までこんなに問い合わせが増えたことはない」と興奮気味。昨年末に公開された人気アニメ映画「ザ・ファースト・スラムダンク」のヒットもバスケ人気の盛り上がりに一役買っているとみる。
W杯へ公式球を提供するスポーツ用品メーカーモルテン(広島市西区)では、試合球のレプリカの売り上げが前回W杯時に比べ11%増となった。同社は1980年代から大会にボールを提供しているが、「販売店からの発注が殺到し、生産が追い付かない状態」(担当者)で、これまでにないバスケへの注目度の高まりに驚いている。
【時事通信社】 〔写真説明〕売り上げ好調なバスケットシューズ(アシックス提供) 〔写真説明〕W杯決勝戦専用デザインのバスケットボール(モルテン提供) 〔写真説明〕グンゼが主催するバスケットボール教室(同社提供)
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