- 2023/10/09 掲載
独鉱工業生産、8月は前月比-0.2% 景気後退懸念に拍車
[ベルリン 9日 ロイター] - 独連邦統計庁が9日発表した8月の鉱工業生産指数は前月比0.2%低下した。ロイターがまとめたアナリスト予想は0.1%低下だった。4カ月連続での低下となり、リセッション(景気後退)懸念が強まった。
キャピタル・エコノミクスの欧州担当シニアエコノミスト、フランツィスカ・パルマス氏は、8月の指数低下は変動の激しい項目が影響したという側面があり、見た目よりも良い内容と指摘した。
一方、高金利と需要の落ち込みが今後数カ月の鉱工業生産のさらなる減少につながるとも予想。「独国内総生産(GDP)が第3、第4・四半期ともに縮小すると予想している理由の一つだ」と述べた。GDPは通常、2四半期連続でマイナスになるとリセッションと定義される。
7月の鉱工業生産指数は当初発表の0.8%低下から0.6%低下に修正された。
月単位の変動をならした3カ月間で見ると、6─8月は前の3カ月と比べ1.9%低下した。
8月は建設が前月比2.4%減、エネルギー生産が6.6%減、機械・設備製造が2.3%減。自動車生産は7.6%増加した。
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